Tig溶接の特徴と加工法を解説!
溶接加工とは2つ以上の金属を繋げる加工法です。
そのなかでも、特に使用頻度が多い「Tig加工」について解説したいと思います。
◇そもそも、Tig加工とは?
「Tig溶接」は、金属を溶接する際に使われるアーク溶接の一種で、不活性ガス溶接とも呼ばれ、ステンレス、アルミニウム、鉄など、さまざまな金属を溶接できます。
タングステンを使った消耗しない電極と、アルゴンやヘリウムなどの不活性ガスを用いて、アークを発生させ、金属を溶かして溶接します。
溶接箇所は不活性ガスで覆われ、アークが安定しているため、スパッタ(火花の飛散)がほとんどありません。
不活性ガスは金属とほとんど反応しないガスで、溶接時には溶接部周囲に不活性ガスを充満させることで、金属が空気中の酸素などと反応するのを防ぎます。
こうしたことから、不活性ガスはシールドガスと呼ばれています。
◇Tig加工の特徴
Tig溶接では、不活性ガスによって金属と空気の接触を防ぎ、溶接中に空気が金属に溶解することを防ぎます。
これにより、気孔(ピット)の発生を防ぎ、強度と気密性の高い溶接を実現し、火花や大きな音はなく、溶接部分が見やすいため複雑な形状の溶接も可能です。
弊社には、石油工業溶接士(JPI溶接士)の資格を取得したスタッフが在籍しておりますので、プラント設備の溶接も可能です。
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2024.06.20