アーク溶接の原理について解説
みなさんこんにちは。株式会社エステックです。
大阪府泉佐野市に拠点を置きます弊社では、Tig溶接をはじめとする幅広い加工技術を駆使し、全国各地のお客様からのご依頼にお応えすべく、日々努力を重ねております。
今回は、アーク溶接の原理について少し解説できればと思います。興味をお持ちの方は、
ぜひご確認ください。アーク溶接では、電気反応であるアーク放電を溶接用に上手に活用しています。アーク放電は、気体の放電現象の一種で、アーク放電を流すことで、空気中に電流が発生するのです。
空間的に離れた2つの電極に電圧をかけていくと、やがて空気の絶縁が破壊されて2つの電極の間に電流が発生する際に、同時に強烈な熱と光が発生するのです。
このとき発生するアーチ状の光を「アーク」といい、この際に発生する強烈な熱を利用する溶接がアーク溶接といいます。
アーク溶接では、溶接棒またはワイヤの電極にプラス、母材にマイナスの電圧をかけることで母材から電極へのアークが発生します。
この時にこのアークの温度は約5,000°C~20,000°Cまで上昇し、鉄の融解温度は約1,500°Cとなります。
この高温を利用し、金属材は互いに接合されます。
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2021.10.20