ティグ溶接とは?特徴を解説!
ティグ溶接は金属を溶接できる技術のことでアルミやステンレスの溶接が簡単にできます。
溶接というと火花が飛び散っていて、遮光マスクをしながら溶接するイメージがありますが、ティグ溶接は火花も出ず、安全に溶接できるのがメリットです。
ちょっと専門的な話になりますが、ティグ溶接は不活性ガスを使って溶接するのが特徴です。
不活性ガスは他の物質に反応する可能性の低い気体なので、安全性も高いです。
そしてその不活性ガスと溶接棒を使い、結合部分に溶かして結合していきます。
溶接部分もしっかりと強度を保ち、密着してくれるので欠陥や破損も起きにくいです。
ただ、速乾性が無く、結合に時間がかかる点がややデメリットと言えるでしょう。
例えば半自動溶接に比べて5倍から10倍ほど結合まで時間がかかると言われているので、短時間に大量の溶接が求められるケースでは向いていません。
また、使っているガスは不活性ガスとは言え屋外で使用するとそのガスが浮遊してしまいますので、室内の空気循環が生まれていない環境で使う必要があります。
エステックではティグ溶接を生かしたステンレス製品の製造を行っています。
興味のある方からのお問い合わせお待ちしています。
2021.06.18