半自動溶接とはどういうもの?
半自動溶接は、溶接の一種で、溶接作業を一部機械化して行う方法のことを言います。
一般的には、溶接棒の供給を自動化したうえで、溶接の作業を行う職人は、ワイヤの供給とアークの制御を行います。
半自動溶接装置には、溶接ワイヤが供給され、溶接部材とアークの間に供給されたワイヤが溶融してジョイントを形成します。
通常、半自動溶接には保護ガスが使用され、アークと溶融金属を酸素および窒素などの不純物から保護することで、酸化や不純物の混入を防ぎ、高品質な溶接を実現することが可能となります。
溶接を行う職人は、ワイヤ供給の速度やアーク長さ、溶接速度などの制御を行い、アークを正確にジョイント上で維持し、適切な速度で進行しながら、ジョイントの溶接を行います。
半自動溶接は、自動車産業、造船、建設、製造業、鉄鋼業、パイプライン建設など、大量生産や産業用溶接に広く使用され、多くの分野で採用されています。
半自動溶接は、手動溶接に比べて溶接作業を行う職人が、アークの制御に専念し、機械がワイヤ供給を自動的に行うため、高品質で一貫性のある溶接が実現できることから、効率的な大量生産や定型のジョイントの溶接に適しています。
株式会社エステックでは、半自動溶接にも力を入れており、高品質を維持したまま大量生産なども行うことができますので、高品質な溶接が必要な場合は、ぜひお問合せください。
2023.12.20